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「J.エドガー」見て来ました [雑感/Takamura以外]

シネコン会員券の更新で発生した割引券の期限が今月いっぱいで。
「麒麟の翼」は長女と一緒に観るかも、とお取り置き。

イーストウッド&ディカプリオというタッグで話題の、
自ら造り上げたFBIに前身含めほぼ半世紀、長として君臨し続けた
伝説の男、J.エドガー・フーヴァーの一代記です。

中身のあることなんざ語ってませんが(何せ鑑賞者がアホのげこですから!)
一応、公開中の映画なので、ネタバレ対策で閉じますね(^_^)

ご注意[exclamation] 御両所の真面目なファンの方は、決してご覧になられませぬよう。
極めて義兄弟的にテメエ勝手に賞味してますので、公平性のカケラもなく、
鑑賞眼も狂ってるし、レビューとしては全く有り得ません。無意味です。
もし間違って目に入っちゃっても、怒っちゃイヤよ(^人^;)[あせあせ(飛び散る汗)]

[カチンコ]     [カチンコ]     [カチンコ]     [カチンコ]


FBI長官なんて言うから、どれだけ伏魔殿の人外魔境の怪物かと
身構えてましたら、発端は「アンタッチャブル」の時代なんですねぇ。
あんまり在位期間が長いので、ケネディだニクソンだって近い話かと思いきや。
科学捜査もてんで端緒についたばかり、馬車も走っている街で、
かわゆいクラシックカーで駆けつけた、床しい制服の警察官が、
ドカドカ現場を踏み荒らして、遺留品を素手で掴んでる。
わぁ~、なんてのどかな時代や(°°)

でもまぁ、開拓者というのは、得てして過酷な道を歩むものです。
保守的な母親の過度な愛情と期待、同性愛(むしろバイかな)、吃音など、
何重にも十字架を背負ったエドガーさんなので、あんなに眉間に縦皺が
デフォルト設定されたディカプリオなんか、初めて見やした。

確かに有能だし貴重な発案者だし、国家にとって功労者なのは間違いないけど、
組織と自身の有用性の顕示&保身のためには暴走恐喝虚言、逸脱行為を繰り返し、
共産主義者や人権活動家への偏見凄まじく、あいたたたって御仁なんですが、
生涯の右腕となる副官とのやりとりになると、アイタタタが全部綺麗~~に
浄化されちゃうんですよねぇ。…そんなの腐乱した俺だけか(^_^;)

最後の最後、もう原型も留めないほど(全身すっげぇメイクです)老いた2人の
お食事シーンが泣~け~た~~~~!!!

……そうそう、お食事シーンなんですよ。
この副官、登場した瞬間からエドガーを見る目が甘いわ甘いわ、照れ臭っっ!
これだけ腐れ果てた私ですら、何処見てたら良いのか、目のやり場に困る。
で、副官抜擢に応じる代わりに、付けた唯一の条件が、
「幸せな日も苦しい日も、1日も欠かさず昼食か夕食を一緒に取ること」
うっひょ~~~、これをストライクど真ん中、真顔で目を見て言いますよ!
(これがまたビロードみたいに柔らかな低音ヴォイス。声は体格が決めるんだなぁ)

これが、イブに合田さんを許すために義兄が出した条件だったなら……!!![ぴかぴか(新しい)]
…………到底実行不能で、2日目には破綻ですな……(T_T)

この主従が睦まじく一緒に出かけた旅行中、母のプレッシャーもあって妻帯すると
言い出したエドガーに、端正な副官が初めて激昂し、顔を引き歪めて掴み掛かる。
義兄弟と違って、小柄なエドガー&長身の副官はとっても体格差があるんですが、
これが大マジの本気で、ガラスもバリンバリン割りながら組んずほぐれつの大喧嘩。

ああ……義兄弟が登山中にやらかした殴り合いの首締め合いの大喧嘩も、
絵にして見るなら、こんな重みがぶつかり合う凄い迫力なのね……

と、ウットリと圧倒されてましたら、手加減無しで殴って口もと血塗れで組み伏せた
エドガーに、副官が噛み付くようにマジ本気の長~いキス。
(ビックリして見開いた目が、ロミジュリの頃のディカプリオだった。かわいい)

その前の思考が思考だけに、大して好きでもないディカプリオなのも忘れて
トリップしましたよ~ん。完全、脳内義兄弟変換……あああ、タオルタオル!

ここと、ラストの食事シーンだけで、チケット代は元取れたな、って感じです。
観客評、「つまらん」「退屈」「眠い」と、かなり辛口なのが多いんですが。
(イーストウッド作品で期待が大きいだけに、皆さん点が辛くなるんでしょう)

なんだかんだ、すれ違いも衝突もある二人にはつらい場面もあるし、
悪辣なところや許しがたいところもある、感情移入しにくいエドガーですが。
(キング牧師の真っ向敵なんですもん……現代の世界的ヒーローでしょお?)
最後の最後にただ一度、副官に率直この上もない告白をし、
「どんな侵略にも内外の敵にも屈しないのは人の愛情だ」とひとり胸に断じ、
……あれは告解ですねぇ。
間に合って良かった、と思わずにはいられませんでした。

◆ ◆ ◆
「事実に基づいた」というのは近ごろ流行りの路線ですが、
歴史的事実や功績は、現実を元に再現したようなところが多いのでしょうが
極めて私的な部分のやりとりは、フィクションで作った「ドラマ」でしょ。
この、人間くさいフーヴァー像を作ったのが、エンターテイナー界を80過ぎまで
サヴァイヴし、政治の世界まで生きてきたイーストウッドだっていうのが驚きです。

国家のためなら法もねじ曲げ、大統領だって恫喝する、怖いモノ無しの長官が
でも、たった一人の男がいないと救われない。
どれだけ罪に手を染めても一人で立っている男が、そのただ一人が失われる
恐れには、震えて無力に泣く日があっちゃう。
(ごめんナオミ、あなた演じる鉄の秘書女史の人間像も興味津々なんだけど!)

……うわ~~、なんて甘口な終曲なんだ。こんなでええんか。
非情な組織の掟、国家間のパワーゲームなんかより、よほど理解はし易いが。
これを作ったのが、老いた彼らよりさらに死に近いイーストウッドなのか。
……マジ本気? 大衆に媚びてる? いや、じいさんなら本気だろうなぁ…。
骨太でしたたかな、根性入ったお人好しには負けることにしている俺です。降参。

◆ ◆ ◆
ここからは、またもや脱線側へハンドル切ります。

本当に最後の最後まで、喧嘩の勢いまんまのキス以外、こっそり手を繋ぐだけ
という、抑制の利いた綺麗なカップルで……
むしろ、最後までこれっきりだったんじゃないだろうな!? と心配になっちゃう(^_^;)

二人きりのホテルのスイートで、妻帯の話を持ち出す寸前までは、
各々別室で髪を整えて、念入りに歯を磨いて、まるで初夜かよ…/////って
初々しさ、微笑ましさだったもんで。「がんばれ副官!」って応援してたくらい。
でも喧嘩まっしぐら。だから「まさかこれっきり!?」なんて発想が思わず…(愚か者)

歳はエドガーのが上だし、あちこち尖ったモロ突進系。副官は年下だけど、
補佐役ならではの巧みなフォローでマトモさや包容力を示す長身ハンサム。
……またもや非常~~に上下が想像しにくいカップルだよ…(^"^;)
まぁ、ホンモノさんの場合、リバも多いし、男女の役割の鋳型に嵌め込むのは
意味のない事ではありますが。理解し易いひな形を求めてしまうのが人のサガか、
ついついちょっとだけ、気にならんと言ったらウソになりますねぇ。(罰当たり)

「アンタッチャブル」も痛い痛い、綺麗な映画でしたが、こちらもあの時代の
服装小道具や建物や街並みまで、とても綺麗に撮ってありまして。
二人が楽しげに連れだって出かけるクラブや郊外の競馬が目に楽しく、
またしてもついつい、義兄弟のホリデイに妄想が飛んでいきます。

そして老境。若き日の美も健やかさも強靱さも失った老人二人なのに、
深く理解し合い許し合い、互いに互いしかいない寄り添った姿が、
ちっともうつくしくないのに切ないですよ~~~。
最後の、額へのキスが長くて(T_T)

ああ、義兄弟の老境もかくあれと、祈らずにはいられない……

けど、別居してるんだよな。最後に不自由な半身を引き摺りながら、
副官はエドガーを訪ねてくるんです。メイドの案内で寝室に通される。

………せめて同居しててよ、老いた義兄弟~~、頼む!!! ○| ̄|_(土下座!)
でないと心配のあまり、ヘルパーに押しかけるわよっ!(今度は脅迫)

愚かなわたくしは、映画の中身からえらく隔たったところで
しくしく泣いちゃってたかもしれませぬ。
 
巨匠イーストウッド、世界のディカプリオ、全くもって申し訳ない。(o_ _)o詫びっ!!
タグ:レビュー
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コメント 2

コメントの受付は締め切りました
ヨシコレーテ

げこ様、こんばんは!
早速やってまいりました。
J.エドガー…そんな映画だったんですか!フーヴァーといえば、ケネディー暗殺に絡んでたかもしれないFBIの長官としか認識なかったので、即効Wikiに基本情報を拾いに行きました。あらら、同性愛、公式なんですね~。本文では「という噂」と遠慮がちな表現でしたが、副官と寛いでるお写真とかUPしてて…もう当選確実!
老いて尚、思考枯れることなく貪欲に挑戦的に世界に問いかけ続けるイーストウッドお爺様。彼からみれば赤子(ちょっと言いすぎ?)同然な私が、寒いの痛いのだるいの言ってる場合じゃない。これは映画館へ行かねば!



by ヨシコレーテ (2012-01-31 23:56) 

げこ

ヨシコレーテ様!
おお、義兄弟にも比すべき古ダチよ!!! 良くぞ来られた\(^^@)/

私も帰宅するなりwikiりましたが、覚悟したよりはリアルのエドガー氏も
良さげな風貌で(若い時分の方ね) ちょっとホッとしたり(^_^;)

けど、この無理矢理な義兄弟へのコジツケぶりでもご推察頂けましょうが、
映画としては、どうなのよ…的な出来ではありますよ~。巨匠じいさま、
「許されざる者」も撮ったけど、「スペースカウボーイ」も撮ったからなぁ。

割引だから元取れた感がありますが、定価出してはどうか(主婦はキビシイ)
行くなら保険かけてレディースデーにしましょう(^▽^;)

アナタが合田さん【右】で、萌えの神に額ずいて感謝したわ~~。
またぜひ、遊びにいらしてねっ♪(^人^)、オ、ネ、ガ、イ。
by げこ (2012-02-01 00:36) 

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